だから買いたくなる!ハッピーセットのDVDに学ぶ、マーケティング戦略

こんにちは!まこです。

先日、車での移動中に子どもたちが見ていたDVD。

ハッピーセットについてきたプラレールのDVDだったのですが、子どもと一緒に見ていて、子ども(と親)の心をがっちり掴む仕掛けが満載であることに気づきました。

今日はこのおまけのDVDについて、マーケティングの視点でさすが!と思った3つのポイントを分解してみようと思います。

これを読むと、日常生活を送っているだけでビジネスがどんどん学べる思考回路が学べます。

さぁ勉強するぞ!と身構えなくても
日常生活の中にもたくさんビジネスを学べるネタって転がってるんですよ(^^)

ビジネスを学び始めたばかりの人や
興味あるけどビジネス学んでる余裕なんてない!と思っている人は

ぜひ読んでみてください^^)

ハッピーセットとプラレールのDVDについて

ハッピーセットは、マクドナルドが子ども向けに販売しているお子様セット。もれなくおもちゃがついてきます。

うちの子はハンバーガーやポテトよりもむしろ、そのおもちゃ目当てにハッピーセットをおねだりします。

我が家が買った、2022年の秋、そのおもちゃがプラレールになってました。しかも、DVDまで付いてきました。

知らない間にずいぶん豪華になったなぁとその時は思ったのですが、公式ウェブサイトで確認したところDVDがついていたのはキャンペーン期間のうち最初の週末2日間だけだったようですね。

何も知らず、たまたま行った我が家は運がよかった。

(ハッピーセットとプラレールのコラボも私が知らなかっただけで、10年ほど前からやっているようです)

ポイント1 お父さんも買いたくなる!感情的価値で親も巻き込む戦略

DVDをスタートしてまず流れてくるのは、部屋中に敷いた青いレールの中で、嬉しそうに電車を走らせているお父さんと男の子。

こんな情景を見せられると、

子どもとこうやって一緒に遊びたい、って言う気持ちになりませんか?

小さい頃に電車で遊んでいたお父さんならなおのこと。

普段ほとんど家にいない夫も、これを見て

「小さい頃、こうやって遊んでたな〜なつかしいなぁ」

「帰ったら一緒にあそんでやろうかな」

とつぶやいていました。

お、動かされてる。

人を動かすのは感情。

子どもが楽しそうな姿を見るのが嬉しいもの。

しかも一緒に楽しい時間を過ごせるとなると、気になりますよね。

さすが、それをうまく抑えてるなぁと思います。

ポイント2  おもちゃの車両をひとつ手に入れたら、もっといいものが欲しくなる!

ハッピーセットで手に入れる車両は、子どもでもわかりやすく手に取りたくなるような色や形のものが選ばれています。

息子も絵本でドクターイエローを見て以来すっかりファンだったので、ハッピーセットでドクターイエローがもらえた時には大興奮でした。

おまけも十分、クオリティ高いと思います。

3歳の息子は家にいる間はずっと手に持っているくらいお気に入り。我が家のお下がりレールの上を、飽きずにずっと走らせてます。

でも、画面に広がるプラレールの世界では、車両が繋がっていて、自走するしているんですよね。

レールも複雑にたくさん組まれていて、その中を電車が何台もぐいぐい走っていく。

そして周りには子どもたちが夢中になって見つめ、楽しそうに触っている姿。

そんな場面を見ていると、手元のおまけがだんだん物足りなくなってくるし、走る電車はもっと楽しそうで欲しくなる。

「ねぇお母さん。これも動かして〜」

「それはねぇ、動かないのよ」

「えぇ〜」

その気持ち、母でもわかります。

プラレールのことはもちろん知ってましたが、私は興味ないし他にうちにはおもちゃたくさんあるし…って、正直買ってあげようと思ったことはなかったです。

でも、おもちゃの車両を実際に手に取って、目を輝かせて遊んでいる子どもを見たら…。

こんなに楽しんでいるんだったら、もっと他にも買ってあげようかな、って思いませんか?

フロントエンドを買わせて、バックエンドにつなげる。

ビジネスの基本の型、そのままです。

ポイント3 何度も見せる戦略!ちょうど良いボリュームとプラレールの歌

おまけDVDを車の中で見せている家庭、うちだけではないはず。

車の中でDVDを見せているとちょうど良いタイミングで終わるなんてまずないんですよね。

大概、中途半端なところで目的地についちゃって、

「いやだ〜!もっと見るの!」

と泣かれることになります。

でも、このDVDはひとつひとつのパーツがそんなに長くないので、
キリが良いタイミングで終わりにできるんですよね。

短いから終わるまで待っても、私もストレスがない。

ドライブスルーで買って、そのまま車で見せて、そのまま車の中で見せる専用になる。

そうやって少しずつでも何度も見せるって、実は「復習」してるのと同じ。

どんどん記憶に定着して、どんどん身近に感じるようになるんですよね。

何度も聞かせるコツを心得ているなぁ、狙ってるなって思います。

DVDではプラレールの歌も紹介されているのですが、これがまたリズミカルで覚えやすい。1回聴いただけでもなんとなく鼻歌で歌いたくなるメロディで、私も気づいたら鼻歌を歌っていたりする。

よく聞くと電車たちを順に説明しているので、歌を聞くだけで電車や新幹線の名前を覚えてしまい、知らずに電車について詳しくなっている。

3歳の息子はこの歌のおかげですっかり覚えてしまって遊びながら歌っています。

覚えると、いろんな新幹線や電車がもっともっと見たくなるし、欲しくなる。

我が家はこのおかげでクリスマスプレゼントがプラレールになりました。

(キャンペーンがクリスマス前だったのもタイミングしっかり考えられてますよね)

終わりに

いかがでしたでしょうか?

今回は期間限定でついてきたハッピーセットのDVDから、

  • 感情的価値でその気にさせる
  • フロントエンドに始まりバックエンドにつなげる
  • 何度も繰り返し見やすいDVD構成

の三つを分解してみました。

たかがおまけのDVDと侮るなかれ。

プラレールを知らない子どもたちでも、このDVDを見れば自然とプラレールのファンになる戦略がガッツリ詰め込まれているのがわかるかと思います。

こんなふうに、身近なところでもビジネスを学べるネタはごろごろ転がっています。

子ども向けの商品だったら、子どもたちがどんなふうに夢中になっていくのか、お客さまの動きまで実際に観察できます。笑

ビジネスを難しくとらえず、楽しく学び楽しく実践していきましょう!

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